そうともいえないカバーリングのはなし

カバーの話

ソファーのカバーには、

カバーの脱着ができるカバーリングタイプと
本体にカバーを張り込んだ脱着ができないタイプがあります。

スタンダードな置きクッションタイプのソファー

スタンダードな置きクッションタイプのソファー

張り込んだタイプのソファー

張り込んだタイプのソファー

カバーリングタイプは、
クッションだけカバーの脱着ができるものと、
クッションも本体も全てカバーの脱着できるものとを区別するために、
全てのカバーが脱着できるものはフルカバーリングタイプと呼び分けたりします。

カバーリングタイプの利点はなんといっても、
カバーがクリーニングできる点です。
特に、本体とクッションが分かれている置きクッションタイプのソファーは、
汚れた部分だけをクリーニングできるので非常に便利です。
また、カバーが痛んでしまったときに、カバーの交換がし易いことも利点です。

そうすると、全部カバーリングタイプにすればよさそうなのですが、そうともいえず、
例えば、革カバーなどは、布カバーのように本体から外してクリーニングする必要がないため、あまりカバーリングにする意味がありません。
また、ボリューム感やフィット感をつくりこむときに、張り込みタイプでは出来ても、カバーリングタイプでは難しい場合もあります。
かつ、カバーの下にもう一枚、下着のような役割のカバーが必要になるので、その分高価なものになってしまう点も難点です。

なんだか複雑なはなしになってきましたが、

簡単にいうと、
布カバーで、特にスタンダードな形状の置きクッションタイプのソファーの場合は、カバーリングタイプが、
特徴的な形やボリューム感のソファーや、革や合成皮革カバーの場合は張り込んだタイプがおすすめということです。

そんな感じの、そうともいえないカバーリングタイプのはなしでした。