いろいろなウレタンフォームのはなし

今回はソファーのクッションに使用するウレタンフォームについて紹介します。

ウレタンフォームは密度が大事

突然ですが、ウレタンの質の重要なポイントは密度です。
密度が高いほど、材料を多く使用するため、高価格・高品質になります。基本的に密度が高いほど硬くなりますが、配合する原料によって、高い密度の柔らかいウレタンフォームができたりと、いろいろな種類のウレタンフォームが作られます。

スラブウレタンのイメージ

モールドウレタンのイメージ

つくり方の違いによるウレタンの種類

スラブウレタンとモールドウレタン

つくり方の違いによるウレタンの種類として、
一定の大きさのウレタンからカットしていく「スラブウレタン」と

クッションの形状をした型に原液を流し込み発泡させて作ることで、
型通りの形状のウレタンが出来上がる「モールドウレタン」があります。

モールドウレタンは自動車のシートによく用いられます。

モールドウレタンは発泡して製造したそのままの状態なので、外側に食パンでいう耳のような、皮状の膜があります。

その為、同じ密度のスラブウレタンに比べて耐久性があるという利点がありますが、金型を造る必要がある為、基本的に大量生産に適した製造方法です。

受注生産で製造するユーカスでは、スラブウレタンを使用しています。